top of page
冨樫 耕平
管理者
その他
プロフィール
登録日: 2021年5月3日
記事 (10)
2026年6月21日 ∙ 2 分
ルーチンは「原因」ではなく「結果」である
人のパフォーマンス向上に必要なこととして、「ルーチン化」が重要だと言われることがあります。例えば、これまで訪問後に記録を取っていなかった営業担当者が、訪問後に毎回記録を取るようになった場合、その原因を「ルーチン化(習慣化)したからだ」と説明することがあります。 しかし、これは誤った行動の原因分析であり、より具体的には循環論法の一例です。 ルーチン化そのものがパフォーマンスを向上させるわけではありません。ルーチンとは、ある行動や行動の連鎖が繰り返し生じる傾向を指す言葉に過ぎません。 ここで重要なのは、「なぜそのルーチンが続いているのか」という点です。 行動分析学では、人の行動はその結果によって影響を受けると考えます。つまり、ルーチンが維持されている背景には、その行動を維持する結果が存在するのです。 例えば、営業担当者が記録を取らずに帰宅しても何も問題が起こらないのであれば、記録を取らずに早く帰宅する行動が選ばれやすくなります。また、記録を取ることで帰宅時間が遅くなるのであれば、その行動は起こりにくくなるでしょう。 一方で、記録を取るための時間が勤務時間内に確保されており、さらに1か...
3
0
2026年6月20日 ∙ 2 分
なぜ組織の問題は個人への指導だけでは解決しないのか
人の行動の多くは、その結果に影響を受けます。 例えば、新人職員が上司に「おはようございます」と挨拶をしたとします。上司から「おはよう」と返してもらえたり、笑顔で応じてもらえたりすれば、その新人職員は今後も挨拶を続ける可能性があります。一方で、挨拶をしても何の反応も得られない状態が続けば、挨拶は次第に減っていくかもしれません。 このように、行動分析学では改善したい行動と、その行動の前後で起きている出来事を分析します。そうすることで、行動を客観的に理解し、行動変容につながる支援を行うことができます。このような行動と環境との関係を「行動随伴性(behavioral contingency/behavioral three-term contingency)」と呼びます。 しかし、組織を分析する場合には、個人の行動随伴性だけを理解しても十分ではありません。 なぜなら、組織が提供するサービスや商品は、多くの人の行動が連鎖して生み出されているからです。利用者からの注文の受付、部署や職員同士の情報共有、商品の生産、品質管理、商品の配送など組織には数多くの行動が存在しています。...
5
0
2025年4月30日 ∙ 3 分
「この関わりでいいのかな…」支援に迷うあなたへ
「この関わりでいいのかな……」 子どもと向き合う支援の中で、ふとそんな不安に襲われることはありませんか? 私自身、何度もそう感じてきました。 一人ひとりの子どもにとって本当に必要な支援ってなんだろう? 頑張っても成果が出ない。...
23
0
3
bottom of page