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観察は『監視』ではない― 行動科学における測定と正の強化の考え方 ―


行動科学を活用して個人や組織のパフォーマンスを向上させるうえで、

客観的なデータは欠かせません。


しかし、「仕事を観察する」、「データを測定する」といった

取り組みを導入しようとすると、現場で抵抗が生じることがあります。


なぜでしょうか?


その理由は様々ですが、よくみられる理由のひとつは、

多くの職場で「観察」が、パフォーマンス改善のための指導、

ミスの指摘、問題点の確認などと結び付いているからです。


例えば、上司が現場を観察した後に、

  • 改善点を指摘する

  • ミスやルール違反について指導する

  • 「次から気を付けてください」とフィードバックする

といったやり取りが行われることは少なくありません。


また、普段の良い実践には気づかない、

あるいは、十分に見ようとしない一方で、

問題が起こったときだけ「指導のために観察する」という場面も少なくありません。


もちろん、こうした指導が必要な場面もあります。


しかし、観察のたびに改善点や問題点ばかりが取り上げられると、

「観察される=問題を指摘される」という関係が生まれやすくなります


一方、行動分析学では、

観察や測定は、人を批判したり評価したりするためではなく、

人がより力を発揮できるよう支援するために行います。


そのため、観察によって望ましい実践が確認されたときには、

それを具体的にフィードバックし、認め、強化することを重視します。


つまり、観察や測定は、改善点を探すためだけのものではなく、

望ましい行動を見つけ、それを増やすための機会でもあるのです。


このような経験が繰り返されることで、

初めは抵抗のあった観察や測定も、

次第に前向きに受け入れられるようになります。


その結果、上司と部下の信頼関係が深まるだけでなく、

より正確で客観的なデータを継続的に収集できるようになります。

そして、そのデータに基づいてより適切な支援や組織改善を行うことができれば、

その恩恵は、最終的にクライアントや利用者、そして顧客へと還元されます


行動ソリューションズでは、単に測定や評価の仕組みを導入するのではなく、

人が安心して成長できる環境づくりと、

正の強化を基盤としたパフォーマンス改善を支援しています。

 
 
 

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