本当に必要なのは、追加の研修・トレーニングでしょうか?
- 冨樫 耕平

- 7月4日
- 読了時間: 2分

組織で職員のパフォーマンスに課題があるとき、
よく検討される解決策のひとつが研修やトレーニングです。
例えば、繰り返し指導やリマインドを行っているにもかかわらず、
職員がルールどおりに記録を残さない場合、
「記録の取り方を理解していないのではないか」と考え、
研修を実施することがあります。
しかし、このような課題の解決に、本当に追加の研修が必要なのでしょうか?
1.まずは原因を分析する
パフォーマンスの改善には、まず原因を客観的に分析することが重要です。
もちろん、知識やスキルの不足が原因であれば、研修やトレーニングは有効です。
しかし、実際にはそれ以外の要因が影響していることも少なくありません。
例えば、
記録するための時間が確保されていない
必要なツールが整っていない
記録してもしなくても特に違いがない
このような状況では、いくら研修を繰り返しても改善は限定的でしょう。
2.ROI(投資収益率)を考える
研修には時間も費用もかかります。
特に中小規模の組織では、限られた資源を有効に活用するため、
ROI(投資収益率)の高い解決策を選ぶことが重要です。
場合によっては、研修を実施するよりも、
業務手順やフィードバックの仕組みを改善する方が、
低コストで大きな効果を得られることがあります。
3.改善を維持する仕組みをつくる
仮に研修によって一時的にパフォーマンスが向上したとしても、
その効果が長続きしないことは少なくありません。
行動を維持するためには、研修だけでなく、
その行動が続くような環境や仕組みを整えることが必要です。
例えば、適切なフィードバックや成果の見える化、
日常的な支援体制などを組み合わせることで、研修の効果を維持しやすくなります。
おわりに
研修やトレーニングは重要な支援手段の一つです。
しかし、「問題があるからまず研修」という発想ではなく、
「まず原因を分析し、その原因に最も適した解決策を選ぶ」という視点が重要です。
場合によっては、研修以外の方法の方が、
低コストで持続的な改善につながることもあります。



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